「良質な商品(ピーチ)を適正価格で売ろうとする売り手は報われず市場から撤退し、粗悪品(レモン)を売りつけようとする売り手だけが残り、市場全体が低品質化すること。 」
↑経済学で学ぶ市場のメカニズムの一つですが、売り手と買い手の間に情報の非対称性が存在する場合に起こりやすいといいます。
例えばマッチングサイトでは需要者にとって十分な情報が不足しており、判断基準が価格中心になりがちな為、このような形が生じやすい構造になっていると思われます。
このような状態を防ぐには、売り手の積極的な情報開示により、情報の非対称性を克服し、顧客が安心して業者を選択できる体制が必要です。
探偵業でも、業者と顧客との間に大きな情報格差が存在していることが多いですが、適正価格で受注しつつ、事前説明やアフターサポート等により顧客の認知不協和(契約後の後悔みたいなもの)を解消することが、個々の契約に於いてはもちろん、業界全体にとっても必要と思われます。
2025年もあと僅か。VUCAと表現される昨今、探偵業界の先行きも依然不透明ですが、良質な業者が生き残れるような、健全な市場が形成されることを祈っています。

